

はじめに
こちらは、以下の記事でご紹介した、上履き入れの作り方です。

発達障害・自閉症スペクトラムのお子様に使いやすいとご紹介していますが、
もちろんどのお子様にもお使い頂けます。
(特に手先の細かい動きが苦手なお子様へオススメです)
開閉が簡単でリングに通す必要がないのに、リング式と変わらぬ見た目で
周囲とも浮かないと思います♪

また、中を取り出した時に裏地が一緒に出てこないように縫う「中綴じ」の方法についてもご紹介しています。
もしよろしければ作ってみて下さい♪
作り方
出来上がり寸法
縦26cm、横(下部)17cm 横(上部)22cm、マチ5cm
幼稚園~小学校低中学年(~20cmくらい)
※23cmくらいまで入りますが、靴のサイズが大きくなると上部のマジックテープ同士がくっつきません。
用意するもの
・表地
キルト布(切替え下部)縦22cm 横24cm
キルト布(切替え上部)縦21cm 横24cm
※切り替えず1枚生地で作る場合、縦60cm 横24cm
・裏地
薄手の生地 縦60cm 横24cm
・2.5cm幅持ち手紐 40cm
・マジックテープ ふわふわ、ザラザラ各2~3cm
手順
①生地を用意します。(画像には載っていませんが、持ち手紐とマジックテープもご用意ください)

—まずは表地の上部と下部を繋げて1枚にする作業です—
※柄切替えをしない場合②~⑥は省略
②表地の上部布1と下部布を中表に重ね、(黄色の線同士が合うよう)

③縫い代1cmで縫います(前工程の黄色の線位置も確認してください)

④縫って表に向けました。
次は緑の線のところに、

⑤上部布2を中表にして重ねます。(柄に方向がある場合、向きも確認)

⑥1枚につながりました。
縫い代を下部布側に倒して押さえのミシン(2~5mm)

⑦持ち手を表地 開き口側の中央に設置し、仮留めをしたら、
裏地を中表に重ねて縫い代1cmで縫う

⑧持ち手が縫い留まりました。反対側にもつけます。
※持ち手紐が短く、生地が引っ張られますがそれで問題ありません。

⑨両側縫うとこのようになります(紐が短い状態で挟まっているため、生地が伸ばせない状態)

⑩表地は表地、裏地は裏地同士で、畳みなおしてこの状態にします

⑪裏地片方に返し口(7cm程度)を設けて、縫い代1cmで縫い、アイロンで縫い代を割っておきます。
※持ち手を挟んで縫わないよう注意

⑫マチを5cm(2.5cm+2.5cm)作り、先端部分をカットしておきます。(先端カットしなくても問題ないです)

⑬4か所マチができました。

この先の⑭⑮は「中綴じ」という作業の工程です。
表と裏の底を縫い留めるので、中身を取り出した時に裏地が一緒にビロンと出てこなくなります。
中綴じは省略しても大丈夫です。
⑭ ⑬の工程の後、裏地をこのように持ってきます。(表地と裏地のマチ同士を合わせます)


⑮表と裏のマチ同士を付けるとこの状態になります。
表と裏のマチのミシン線を合わせ、ミシン線の少し外側を縫います。(両サイド2か所縫います)
この作業を中綴じと言います。

⑯マチの外側が縫えましたら、返し口からひっくり返します。

⑰ひっくり返りました。(底同士がくっついています)返し口をミシンか手縫いでとじておきます。

⑱表に返して、開き口部分を一周ミシンします。(縫い代は5mm程)

⑲マジックテープを持ち手の真ん中の位置に付けて完成です。(両側つけます)

⑳完成です

マチは少し面倒なのですが、マチがある方が出し入れしやすいかなと思います♪
おわりに
作り方としては、巾着袋より簡単だと思います。
そして、上履きの出し入れも簡単ですので、オススメですよ。
ぜひ作ってみて下さいね!
最後までご覧頂きありがとうございました♪
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