発達障害・自閉症スペクトラムのお子様におすすめ 入園・入学手作りグッズの工夫3選

小物・バッグ

はじめに

うちの発達障害の娘が、幼稚園~小学校生活の中で実際使ってみて良かったもの、選び方のポイントを紹介させて頂きます。


発達特性のあるお子様にとって、使いやすいものというのは千差万別ですので、あくまで一例として
お気軽な気持ちで、是非最後までご覧下さい♪

ご紹介の前に・・・

これからご紹介する3つのアイテムは、何の変哲もない?よく見かけ、よく使うものです。
作り方も、本やネットであまた紹介されているので、作り方で困ることもないかと思います。

しかし、これらのアイテムには意外と子供にとってのストレスが隠されているようです。

毎日・毎週のように使う必需品。
少しのストレスを減らうことで子供がそこに割く余計な時間を減らすことができるかもしれません。

作り方は別記事でご紹介しています。

1. 片紐(片絞り)巾着袋

たかが巾着。されど巾着。
毎日使う巾着袋を特性のあるお子様が扱うのはこちらが思っている以上に大変なことのようです。


両紐ですと、結び目が中に入らないよう均等に同時に引っ張らないとならないことや
ランドセルから紐を外すのにも苦労していました。
(引っかける時は簡単なのですが、外す時が紐が多くて手こずるようなのです・・。)

その点、片紐巾着は
絞る時も、ランドセルの着脱も簡単にできて便利そうに見えました♪

↓ランドセルから引っ張り出そうとする際の比較画像
(ランドセルによって構造は違いますので参考程度に)

メリットデメリット
片紐・ランドセルに引っかけやすく、外しやすい
・開閉が簡単
・作る工程が少ない
・最後まで閉まらない(少し口が開く)
・見た目が寂しい・シンプル
・引っかけると傾く
両紐・ピッタリ閉まる(口が開かない)
・何となく両紐の方がかわいい
・引っかけても傾かない
・ランドセルから外すのに苦労する
・開閉にコツがいる
・作る工程が片紐より多い(紐の用尺も多く必要)

2. 出し入れ簡単マジック開閉上履き袋

よく見かける、Dカンの穴に持ち手を通すタイプの物は、手先の細かい動きになるため
その作業で子供は手こずります。

もし、他のお子さんの多くがリングに通すタイプを使われていた場合、なるべくみんなと浮かずに
それっぽいデザインでいて、持ち手を通す必要のないタイプの上履き袋がこちらです。

また、裏地付きで作る場合は、
中身を取り出した際に裏地が一緒にひっくり返ってこない方法(中綴じといいます)で作ることもポイントになります。

3. ふた無し&安全ピンタイプの移動ポケット

この移動ポケットというアイテム、とても便利だと思うのですが、
ふたが付いているタイプのものは、
「ふたを開ける」「ふたが閉まらないように物を取り出してふたを閉める」という
このひと手間が大変で、
うちの子供には向きませんでした。

また、付属のティシュケースも、
ティッシュをケースから1枚ずつ上手に取り出すことができず、ティッシュが顔を出して
逆にみっともない印象を与えます。。

さらに、感覚過敏のあるうちの子供には
クリップを、ボトムスの履き口に付けることができずに困りました。
(クリップが肌に当たる感覚が違和感だそうです)

そこで、
 ・ふた無し
 ・ティッシュケースなし(→ティッシュケースではなくポケット)
 ・クリップなし(→安全ピン)

で作ることで解決しました。

ベルト通しがある場合、ベルト通しにピンをひっかけられます

マチがあるのも出し入れしやすいポイントです。

おわりに

発達特性のあるお子様にとって、幼稚園・小学校で過ごす時間は
いくら先生方のご支援があれど、定型発達のお子様のようにスムーズにはいかないものですよね・・。

今回は、ハンドメイドブログなので。。と、ハンドメイドに絞ってご紹介していますが、
これを読んでくださっている方は、他にも様々な工夫をしながら生活されていることと思います。

ちなみにうちの子供は、これらをずっと使っていた訳ではなく、
学校生活に慣れ、成長し、子供ができそうだなと思ったタイミングで、おうちで練習しながら
両絞り巾着やDカンタイプの上履き袋や、ふたありの移動ポケットも使いました。

ぜひ、お子様の成長に合わせながら、グッズも選んでみて下さいね。


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最後までご覧頂きありがとうございました。

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